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旅の栞



管理人の気の向くまま、不定期で更新される日記です。
一応、更新履歴も兼ねています。

なお、普段の戯れ言はメイン掲示板の方で書いています。
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2007-08-13 [Monday] トワイライト乗車記(1)

フォルダを掃除していたら放置されたままのファイルが見つかったので、
今更ながら3月のトワイライトの乗車記でも。
…とは言え、もう記憶も曖昧なので画像メインですが。
なお諸事情によりヤバげな画像が混じっていますが、ツッコミ・詮索・身元バレは勘弁願います。m(_ _ )m


トワイライトが営業開始して随分経ちますが、B寝台はまだしもA寝台の方は 未だに取ろうと思っても中々取る事の出来ない高嶺の花であり、
今回私が取れたのも、他の日時の予約を10時打ちでチャレンジして玉砕した後、
ついでのつもりでキャンセルが出ていないか聞いてみたら空きがあると言われ、慌てて押さえた偶然の産物だったりします。
で、その後車内食の予約や復路の飛行機の予約を大あわてで行い、いよいよ乗車当日。



11:3x、乗務員や乗車客、カートに満載された食材やたまたま撮影に来たと思われる鉄分高めな方の視線を一手に集めつつ、トワイライト入線。
ダークグレーとイエローの渋いカラーが一際目立ちます。


11番線のサンダーバードと共に一時の休息中。


A寝台入り口にはトワイライトのロゴ入りマットがお出迎え。
…すみません、写り悪いですorz


今回乗車したのはA寝台個室ロイヤル。
ドアの銘板まで凝っています。



自室に荷物を置いたら、とりあえずは室内や車内を探検。
とは言え、個室のキーは出発後に車掌が持ってくることになっているため、
保安上あまり部屋を空けたまま遠出するわけにも行かず。トホホ。


室内の様子です。
展望の良い大きな窓が特徴的です。



ベッドの反対側。
右端にあるのがクローゼットで、その隣が上段よりドライヤー&食堂車直結の電話、TV、コントロールパネル、
左隣に姿見があって、左端の扉がシャワー室兼トイレ(と洗面台)で、決して広くはない室内空間を最大限に使用しています。

こちらはシャワー室の扉を開けたところ。
シャワーは20分まで使用可能で途中で止めることも出来るため、
一人で使う分には十分な時間かと。


12:00、いよいよ約21時間の長旅に出発。
いい日旅立ちのメロディーとともに車内放送が流れるが、
その感激を味わう間も無く、僅か5分で次の停車駅新大阪に到着。
新幹線乗換駅でもあり、ここから乗車する人もかなりいます。

12:10、新大阪駅を出発。いよいよ本格的に旅が始まります。
乗務員の動きも俄然慌ただしくなり、
まずは車掌さんが個々の部屋を回って室内・車内の説明とすると共に、夕食および朝食の確認をし、
部屋のカードキーと、ついでにトラベルセットを渡してくれました。

こちらがカードキー。記念としてお持ち帰りも可です。

こちらはトラベルセット。トワイライトロゴのワンポイントが素敵。
洗顔・先発等に必要な物がコンパクトにまとめられています。

説明を終えた車掌が去ったと思ったら、お次は食堂車よりウェルカムドリンクのサービスと、改めて夕食および朝食の確認が。
朝食の方は時間を確認の上、朝食予約券を渡してくれました。

朝食予約券。裏には予約時刻等が書かれています。
ウェルカムドリンクはジュースやお茶に加え、ビールやワイン(朱・白)といったアルコール類まであり、アルコール類を頼むとおつまみセットが付いてきます。

せっかくだから俺はこの赤いボタン神戸ワイン(白)をセレクトするぜ!。 つなみに、ワインでいい気になっていたら京都に着くまでに速攻で酔ったのはナイショです(ぉ


12:38京都着。
一分程度の停車ですが、中央改札真ん前の0番ホーム停車と言うこともあり、観光客や修学旅行生らが物珍しそうに眺めていました。



続きはまた後日に。

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2007-08-16 [Thursday] トワイライト乗車記(2)

と言うことで前回の続きでも。



12:39、大勢の観光客らの見送りを受け京都を発車。
車掌が京都から乗車した乗客らに説明をしつつ、
車内には既に検札&説明の済んだ人らがあちらこちらを探索したり、車内販売が行ったり来たりと賑やかに。

13時を過ぎ、琵琶湖を半ば通り過ぎたあたりで食堂車より
ランチタイムの準備が出来たとの車内放送があったので、少し遅めの昼食を取ることに。

※画像は大阪駅入線直後の食堂車(3号車)車内の様子です。
 食堂車のスタッフが慌ただしく準備していました。
 食堂車のスタッフは車内販売も担当しており、
 車内販売用のトワイライトグッズの員数チェック等もされていました。
 (ボケていて分かりづらいですが、画像の手前に移っているのがグッズ満載のワゴンです)
 なお、A個室(1・2号車)からサロンカー(4号車)やB寝台(5号車以降)に行くためには
 この真ん中の通路を突っ切る必要があり、食事時間帯に通ろうと思うと結構恥ずかしいことになったり(苦笑

 
3号車(食堂車)は厨房部分と食事スペースで構成されており、
室内には2人掛けと4人掛けのテーブルが両側にあり、大体30人弱の人が一度に食事できます。
人数的には決して多くはないですが、限りある車内スペースという事を考慮すると致し方ないかと。
昼間なのでこんな感じですが、夜になれば幻想的な空間が浮かび上がります。
食堂車は昼のランチタイム(札幌行きのみ)、ディナータイム(フランス料理・予約者のみ)、パブタイム、モーニングタイムで使用され、
パブタイムの時間帯は隣のサロンカーの方にもデリバリーしてくれます。

2号車よりの入り口にはダイナープレヤデスのロゴ入りのドアがあり、それをくぐって室内に入ると、
放送直後にもかかわらず既に7〜8人程度の人がテーブルに着いていました。
ランチメニューは、サンドイッチやビーフカレー・ハンバーグステーキ・カルボナーラなどがあります。
私は初っ端のワインで少々酔っていたこともあり、サンドイッチとコーヒーで軽めに済ませました。
早めの時間帯に行って、湖岸を眺めながらゆったり食事するのがいい感じかと。


そうこうするうちに敦賀を通り、北陸トンネルを抜けると、そこは雪国でした。
………雪希、あんまり無いけど。

14:22、武生で運転停車。
後から来たサンダーバードが追い抜いていきました。

14:40、福井着。
福井を出ると山中温泉を眺めつつマターリと。
もっとも車内では車内販売がひっきりなしに来るので、相手しようと思うとマターリ出来ませんがw

15:36、金沢着。
4分程度の停車ということで、ホームに降りて写真を撮られる方もチラホラと。
ここら辺になると、もう乗ってくる人もいないよなあ…と思っていたら、 2号車から降りるビジネスマン風の人が。
………って、チョット待ておい、2号車!?
トワイライトの料金って寝台料金込みだよね?
立席特急券で寝台特急に乗るのとワケが違うよね?
つーか大阪〜金沢なら、サンダーバードで良くね?
と、個人的に様々な疑問を残しつつ金沢を後に。


16:14、高岡着。
久しぶりに進行方向左側のドアが開くので、ホームから個室の写真でも…と思ったのですが、
停車時間が1分足らずのため断念。
ちなみに、先ほど2号車から降りた人の代わりがこの駅から乗車してきました。


16:30、富山着。
駅の傍らではホーム拡張工事が粛々と。
富山を出ると、陽もいい感じに傾いてきて、
それに照らされた美しい立山連峰の姿が…綺麗に見えれば苦労しませんね。はい。

今回もこちらの天候は良かったものの、山頂付近までハッキリとというわけにはいきませんでした。

そうしているうちに陽もかなり傾いてきます。


17:00頃を過ぎて左手に富山湾が見えてきたあたりで、予約していた日本海会席御膳が到着。



空も朱くなり始め、いよいよトワイライトエクスプレスが本領発揮する時間帯となりました。
…イイ写真、撮れなかったけどorz

17:59、JR西管内の最後の停車駅である直江津に到着。
まだ春先と言うこともあり、この時間ともなると辺りはかなり暗くなっていました。

ここから食堂車ではディナータイムが始まり、幻想的な雰囲気の中、フランス料理のディナーが供されます。
………さすがにその状況の食堂車に入る勇気は持てず、部屋でマターリしていました。


…と、ここまで来たところでさらに続きます。ごめんなさい。
まあ後は寝て起きるだけなんですけどね(ぉ


日中の時間帯は食堂車の営業に加え、食べ物やグッズ・記念オレンジカードなどの車内販売、
北陸トンネルや立山連峰などの名所通過時に車内放送で説明があったり、停車時間の長めな駅でホームに降りてみたりと
息をつく暇もないぐらいの勢いです。
また、サロンカーにはトワイライトの経路マップの台紙に各停車駅の駅名と名所を彫り入れたスタンプが用意されていたりと、
乗客に楽しんで貰おうとする姿勢には好感が持てました。
ちなみにこのスタンプはJR西の独自サービスらしく、翌朝に行ったら影も形もありませんでしたが(´ー`)

なおトワイライトにおいては、一部の停車駅を除くと停車時間はわずかな場合が多いので、
道中にある駅のキオスク等での食料調達厳しい物があります。
車内では車内販売や自販機はありますが、軽い食べ物はともかく駅弁などはありませんので
お口が寂しい方はあらかじめ乗車前に購入しておいた方が無難かと。

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2007-08-21 [Tuesday] トワイライト乗車記(3)

えっと…前回は何処まで書いたっけな(ォィ

駄文で延々と続いた乗車記も、一応今回と次で完結予定です。
今回の内容は先の2回より内容的にも写真の出来自体もアレな上、
微妙に身バレ要素が絡んでいる為、特に内密に(ぉ


列車は直江津からJR東の管内に入り、信越本線を北上していきます。
そして19:00に長岡、19:30に本日の最終停車駅である新津に到着。
このあたりまで来ると辺りは完全に夜の装いとなり、
駅のホームにも人はまばらでひっそりとしていました。

新津を出ると列車は信越本線から羽越本線に。
食堂車では2回目のディナータイムに突入し、新発田を過ぎて左手に再び見えてきた日本海を望みながら…。
と言いたいところですが、既に辺りは闇の中で、海と言っても遠くに漁り火漁船らしき灯りや栗島っぽいものが少し見えるぐらいですが。
ディナータイムが終われば食堂車&サロンカーではパブタイムに。
B寝台の人にとってはシャワータイムでもあるのかもしれませんが、
まあ私の方は夜中に起きようと思って早寝を決め込んでいたので、早々に寝支度を。


ソファー状態のベッド。
窓際にあるのは照明のスイッチと目覚まし時計です。
部屋によって進行方向側だったり逆側だったりします。
個人的には進行方向の方を向いて座る方がいいのですが、こればっかりは運次第ですね。
(部屋番を指定して取れるような代物ではないですし)



通常状態から寝台状態にするためには、まず窓際にあるテーブルの片側を倒し、
椅子をベッドとは反対側の端っこに移動し、ソファー部分の物を片付けた上で
部屋の入り口にある変形ボタンを押すと、後は自動でベッドへと変形します。
画像では背もたれであった部分がが手前方向に倒れてきているところですね。
裏側にはあらかじめシーツが装着されています。
ちなみにモノ自体は北斗星のロイヤルと同じらしいです。…が、自分は乗ったことないので分かりませんorz



変形が完了したら枕と掛け布団(毛布)をセッティングして準備完了。(*画像へのツッコミ禁止)
ベッドはそれなりに幅があり、サイズ的にはセミダブルといった感じ。
前もって部屋の隅に移動した椅子とベッドの隙間はほとんどなく、
ごらんの通りベッドと椅子で部屋の幅はいっぱいいっぱいです。

ちなみにロイヤルでは補助ベッド料金を払えば2人で使用できることになっていますが、
その場合はこのベッドに2人で寝ることになるため、間違っても男同士で乗車したりはしない方がいいかと(苦笑
A個室ロイヤルは一人でで過ごすには十分な空間ですが、二人ではかなり窮屈な思いをすることになりそうです。


と言うことでおやすみなさい…。

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2007-08-22 [Wednesday] トワイライト乗車記(4)

昨夜は早めに寝て、青函トンネルを通過するときに起きるつもりがすっかり爆睡。
いつの間にやら列車は既に五稜郭に入っていて、機関車交換の振動で目が覚めました(゜д゜)




森〜長万部間で内浦湾を。
時間帯的に八雲あたりだったような気がするけど薄暗かったし、ちょっとうろ覚え。


まだ外は薄暗いので、眠気覚ましにと、ちょっくらサロンカーへ。
4号車はサロン部分とシャワー室(2室)・自販機コーナーで構成されており、
サロンの座席は全て進行方向左側(日本海側)を向いていて、沈む夕日がよく見えるようになっています。


サロン部分。既に数人の人が来ていて、内浦湾の日の出を見ようとしていました。
こちらは札幌側で、画像では見えませんが、奥の方には自販機とシャワー室があります。


どうでもいいけど、広さを強調するなら構図はこっちの方がいいのかしら?
(この写真はいろいろな意味で取り損ねていますが。十分な光量がない上に揺れる車内で綺麗な写真を撮るのは中々難しいです。)


通行人が入ってしまっていますが、こちらが3号車側。
小さくて見えづらいですが、サロン室入り口のドアには、サロン・デュ・ノールのロゴが。


サロンカーからの朝焼けを堪能していたら、モーニングコーヒーの時間が近づいていたので自室へ。
途中、3号車では朝食やモーニングの準備で朝早くからフル回転していました。

カップは普通なんですよねえ…。
車内販売でトワイライトのロゴ入りのお皿やティーセットを売っているんだから、どうせならそれを使えばいいのに。

コーヒーを飲みつつ一服していると車内放送で朝食の案内が流れたので、朝一番の時間で予約していた私は朝食に。
朝食を取っている間に列車は本日最初の停車駅である洞爺に到着。
まだ6:43と早い時間ですが、ここで降車される方もいました。

なお、朝食には和食と洋食があり、乗車直後の予約時に時間とともに指定します。

ちなみにこれは和食です。


洞爺駅を出発し、室蘭本線を走る車内から対岸に駒ヶ岳を望みつつ朝食を食べて部屋に戻ると、列車は東室蘭に到着。

7時を過ぎて、ホームにもそろそろ活気が………全然ありませんでした。


東室蘭を出ると、程なくして登別に停車。
ここでもまた数人が降りて行かれました。

列車はここから苫小牧に向け長い長い直線区間へと入っていきます。

登別出発直後。倶多楽湖は…見えるはずもないですね。


列車が苫小牧に着く頃には日もすっかり昇っていました。
時刻も8時を過ぎていて、長かった旅もいよいよ残すところ1時間足らずに。
乗客もそろそろ降りる準備を…と思っていたら
車内ではJR北海道の乗務員さんが記念オレンジカードを売って回っていたりします。

室蘭本線から千歳線にはいり、南千歳で道東方面へ乗り換える乗客を降ろすと残すは終着駅札幌のみ。

札幌貨物ターミナルを横目にする頃になると、車内では「いい日旅立ち」のメロディーとともにまもなく札幌とのアナウンスが。
旅の思い出を噛みしめつつ、下車準備を急ぎます。



9:07、21時間あまりの時間とかけて1500kmにも及ぶ長距離を踏破した列車は、終着駅 惑星大アンドロメダ 札幌駅に到着。
最後まで乗車していた乗客は、列車に別れを告げて各々の目的地へと旅立っていきます。


アンカーを担当していたDD51たん。お疲れ様。

トワイライトは暫しの停車の後、一時の休息の為に手稲駅にある車両基地へと去っていきました。


一ヶ月ほど前に雪希末莉を見に札幌を訪れたばかりだった私は、こちらにさしたる用事があるわけでもなかったので、
去っていくトワイライトを見送った後、程なくして入線してきたスーパーホワイトアロー崩れの快速エアポートにて千歳空港〜関空へと帰路につきました。
いや、全く何をやっているんだか(苦笑)



余談ですが、関空に戻ってきたら阪和線が止まっていて、旅の締めくくりにと購入しておいた
関空〜天王寺(笑)までの特急はるかのグリーン席指定券がパーになりました。
おのれ阪和線!orz
(いや、払い戻ししましたけどね)

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